ビジネスとIT

調査:ヘルスケア業界、ITで生産性向上

 米国およびヨーロッパにおける大規模病院の63%、小・中規模病院の49%、外来診療センターの33%が、経営目標達成のためのIT活用に価値があると考えていることが、Frost & Sullivanの新しい調査により明らかになった。

「米国とヨーロッパの大病院、中小病院、外来診療センターがITに投資する最大の目的は、生産性の向上です」とFrost & Sullivanのリサーチ・アナリストKarolina Olszewska氏は述べた。「加えて、大病院が連携の改善や意思決定のスピード向上のためにITソリューションに投資する傾向がある一方、小さな病院では人材を引きつけてつなぎ留めるためにITソリューションを活用しています」

 クラウド・コンピューティングも、もっとも広く採用されているテクノロジーである。米国やヨーロッパにあるヘルスケア企業のIT意思決定者のうちほぼ半数が、ビジネスのやりとりの50%以上をクラウド上に移動している。この傾向は、クラウド・コンピューティング・テクノロジーのセキュリティに対する懸念が低下するのに伴い、今後も継続すると見られる。

 興味深いことに、ユニファイド・コミュニケーション・クライアントや業務用ソフトフォンの利用率はこれまでは比較的低かったが、これらのセグメントは調査対象とされたすべてのITテクノロジーのなかで成長率が最も高くなると見込まれている。しかし、Web会議は今後3年間のうちに採用数が激減するだろう。

「IT企業は、病院のITコストを押し上げている新しい規制要件や、クライアントのニーズに戦略的に対処し、高額なマルチベンダー・ソリューションを管理する必要があります。まさに今、カスタマー・ケア・ソリューションが、ITコミュニケーションに対するもうひとつの考え方になっているようです」(Olszewska氏)

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