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SCMソフトウェア、2014年中に収益100億ドル達成見込み

サプライチェーン・マネジメント(SCM)ソフトウェアからの収益が、2014年内に100億ドルに達する見込みだ。ガートナーによれば、2013年と比べ12.2%の収益増だという。

「サプライチェーン・テクノロジーの市場は好況です」ガートナーのリサーチ担当副部長、Chad Eschinger氏は語る。「サプライチェーンの実行も、その計画も、2014年の収益は2桁の増加傾向にあります」。

 ガートナーは2013年第四四半期、北米のサプライチェーン業者447社を対象に調査を行った。「企業としての目標達成の妨げとなっているものは何か」という問いに対して、「製品の需要に関する情報の不正確さ」や「需要の多様性」という回答が多数見られた。

 回答者の43%は、統合が増々複雑化していることへの対策として、基礎となる単一の技術的プラットフォーム構築に尽力しているという。単一のプラットフォームにより、内部プロセスの可視化が進み、製造業者と購入者のより効率的な連絡・連携が可能になる。

「アプリケーション・プラットフォームの単一化を進める傾向が強まっています。プラットフォーム戦略に力を入れる企業が増え、サプライチェーン・ソリューションの売り上げは更に増加するでしょう」(Eschinger氏)。

 ガートナーの予測では、2018年内に70%近くの企業が単一プラットフォーム(基礎アーキテクチャ)戦略に投資することで、異なるシステムを統合し、サプライチェーンの可視化を進める。

 SCMソフトウェアの市場は、実施済みのシステムによる収益が60%以上を占めているが、2013年に行われた新規の投資について見れば、SCMへの投資の約16%が、初めてSMCソフトウェアを導入した企業によるものである。

 ガートナーは、この数字が2018年までに10%未満に落ち込むことはないと予測している。また、既にSCMソフトウェアを使用している企業が追加機能を購入することで、大規模な「新規」投資が行われるという。

「2018年にかけて、新規利用者の投資の40%、リピーターの投資の80%が、基礎的なサプライチェーン能力の向上、拡大に充てられます」(Eschinger氏)。

 サプライチェーンソフトウェアの中では、未だにホスト型の業務用アプリケーションが好まれるという。SaaS(Software-as-a-Service)式のSCM・ソリューションが、代表的な業務用SCMソフトウェアに機能面で追いついていないのが主な原因だ。

 

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