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最高経営責任者(CEO)の『モノと時間、「クラウド信仰」』に関する対談

最高経営責任者(CEO)の『モノと時間、「クラウド信仰」』に関する対談 企業にとって、クラウドでミッションクリティカルなアプリケーションを実行することは、もはや1つの選択肢以上の意味がある。NetSuiteのZach Nelson氏によると、これこそがまさにミッションクリティカルである。Zach Nelson氏はNetSuiteの社長兼最高経営責任者であり、オラクルとサン企業、マカフィーで幹部を務めた後、2002年からNetSuiteをリードしている。Zach Nelson氏に企業のビジネスモデルが直面している主な問題とそのための技術的な対策についてインタビューした。 「2002年には、クラウドでミッションクリティカルのアプリケーションを実行しようと思う人がいなかった。誰もこのことについて考えていなかったのは不思議だ。なぜならウェブ企業として最初に大成功した世代を見てみると、それらはすべてクラウドの企業だからだ。」と彼は始める。 Nelson氏が気に留めていることは、今では、あらゆる形、そしてあらゆるサイズのビジネスがアマゾンやイーベイになる必要があると気づいていることだ。「あらゆる産業がクラウドによって変化していて、偏在するネットワークを使うための性能を見つけ出すために、ビジネスモデルを変えなければならなくなっている。これは大変大きなことだ。もはや「クラウドが将来にかかっているか?」という問いかけをする場合ではない。クラウドは将来にかかっているのは確かなのだ。」と彼は認めている。 クラウドが実際のものになる前、ビジネスモデルはかなり単純なものだった。つまり生産会社が製造し、製品を輸送し、それらの送り状を作成していた。あるいはサービス業者がプロジェクトや従業員を管理し、送り状を作成していた。今日では、生産会社がサービス業者になる、またはサービス業者が生産会社になる、或いはこの両方が同時に起こるという様に、破壊的なテクノロジーがビジネスとモデルの両方にわたって変革をおこす役割を果たしている。 「今、企業が直面している問題は、人々が製品やサービス、またはこの両方を同時にこれまでと同じ様に手にしたいと思っている一方、サービスクラウド経済におけるモノがより複雑になっているということだ。今日では、企業は3つのビジネスモデルを1つにまとめて管理するという複雑さに対応しなければならない。」とNelson氏は述べる。またNetSuiteで彼が最もワクワクしていることはクラウドが始まった時からクラウドを可能にするシステムを構築していることで、彼はこれは「偶然による様なもの」だとつけ加える。 2002年にNetSuiteが始まった時、CRMとERPは1つのビジネスシステムに組み込まれていた。「データモデルの観点から、そして1つにしっかり統合されたシステムのフロントオフィスとバックオフィスによってどこからでも、いつでもアクセスできるという観点から考えると、我々のアーキテクチャは2つの産業界にとって魅力がある。1つはモノを売る卸売業者とサービス業者、そしてもう1つは時間を売る人たちだ。」とNelson氏は述べる。 多くのビジネスがクラウドによって複雑ななビジネス過程を実行しようという考えを受け入れらない一方、この2つの産業界においては、セキュリティに対する心配よりも、どこでも、いつでもアクセスできるという必要性が重要視されている。 「以前は、誰もこのことについて考えていなかった。我々はモノや時を考慮するだけでなく、モノや時をどの様に管理するかということも視野に入れてビジネスアプリケーションを構築していた。」とNelson氏は述べる。 「モノ」と「時」を一貫した方法で統合するために、NetSuiteは最近、ユニファイド・ビリングを紹介したばかりだ。「商品とサービスのビジネモデル、つまりハイブリッドのビジネスモデルにより、企業は彼らが顧客に送ったものすべてに対して顧客に請求できるようになる。この性能を構築することは考えられないほど難しい。すべての企業が生産会社からサービス業者に変わる、またはサービス業者から生産会社に変わろるという問題を抱えている。」と彼は述べる。 競争とイノベーション NetSuiteの成長企業の市場占有率は今のところ60%で競争しているが、NetSuiteの成長の軌道が将来につながると自信を持ち続けている。『我々の競争相手は最近になってクラウドを信じ始めている。彼らはこの2年の間、お世辞を言っていた、そして今、「分かった。我々は本当にクラウドについてやっていく。」と言っているのだ。しかし、NetSuiteはクラウドを立ち上げるのに20年費やしている。つまり、NetSuiteの様なものを立ち上げるのにSAPの様な企業はどれくらいこれから時間がかかるのだろうか?近道はないのだ。信仰を得ることは1つのことで、複雑なシステムを構築しなければならないのだ。一日の終わりに彼らがクラウドについて話しているのが嬉しいと感じる。なぜなら彼らが話しているということは、我々の製品の需要が増えることを意味するからだ。』とNelson氏は主張する。 NetSuiteのイノベーションの戦略について、Nelson氏はイノベーションのほとんどは彼らの3万人という強力な顧客によるものだと明かしている。NetSuiteの利用者の母体が日々、毎秒9テラバイトのデータを扱っているのだ。このデータが統合され、NetSuiteにとってイノベーションの「導く光」となっている。彼らの利用パータンに気を留めることで、生産会社は請求書を送るサービス業者とサービス業者が請求書を送る生産会社が必要だということに気づかされ、顧客ベースの幅広い年代層の問題に対処する必要性が生じる。 Nelsonによると、企業そのものががこの合流したビジネスモデルを見ていないことは皮肉である。「我々は我々の顧客が益々、従来のビジネスモデルを超えているのを目にしていて、そして今後5年で請求や歳入の問題が複雑になってことに気づいている。だからこそ今これを直そうとしているのだ。」と彼は思い起こす。 カストマイズ化と合併 「我々の最高技術責任者であるEvanは、彼がどの様にすべてのビジネスを行っていくかを知らないでいたことに気づいた。さらにNetSuiteの最も早いイテレーションにおいて、我々は顧客が彼らのビジネスにまさに合うシステムに変更できるようにする必要があることが分かっていた。」とNelson氏は分かち合う。 多くの企業がカストマイズ化を「汚い言葉」だと見なしていた時、NetSuiteにとっては企業がイノベーションのエコシステム全体をつくれるようにすることがNetSuiteの成功の中心だった。「他の大物たちがまだ理解していないことの1つに、カストマイズ化が実際にとても重要だということだがある。これに気づく代わりに、彼らは彼らの専門領域を扱い、それをシステムの中に取り込んでいる。」とNelson氏は述べる。そして、NetSuiteが最初に「気違いだと思われる企業の考え」を持ったことで、ビジネスの権力者になっている彼ははつけ加える。 Nelson氏によると、CMSやRetail Anywhere、Vendaの様な最近の合併は製品によるものというよりも、アプリケーションにNetSuiteが彼らの製品を合わせることができる専門的な知識を持った人たちによるものだ。 「我々は実際にシングルコードベースの概念を信じている。マイクロソフトは大きな例である。彼らがオフィススイートを作成している草分けの時、プレゼンテーションのためにAldusを、ワードのために他のものをもたらした。そして何もかもを実際に書き換えないと、これらは一緒に機能しなかった。この様なスイートを作成するのは大変難しいのだ。一緒に動くようにデザインされていないソフトウェアの2つの異なる部分は一緒に作動しないのだ。」と彼は述べる。

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